日本: 期待感は限定的

自国経済の現状を10段階で評価してもらうと、アジアのCFOの平均スコアは5.9となった。 これに対し、日本のCFOの平均スコアは4.1であり、調査対象の他の6カ国のCFOよりもかなり低い評価となっている.

日本のCFOがより慎重な見方をしているのは、それにとどまらない。2012年の国内経済の見通しに関しても一番悲観的であり、44%が自国の経済成長の縮小を予想し、拡大を見込んでいるのは19%に過ぎない. また、日本のCFOは、世界経済の減速に対して自国経済が最も敏感に反応すると評価している。最大の懸念は欧州の債務危機、それに続くのが米国の財政赤字である.

経済の懸念材料に対する警戒感は低い

他国のCFOに比べて悲観的な見通しを有しているにもかかわらず、日本のCFOは、経済面での懸念材料について、相対的に警戒の度合いが低い。(日本経済の停滞を考えれば当然だが)インフレや信用供与の状況、中国経済やインド経済の減速の可能性といった事柄に対する懸念は最も低い水準である.

 

2012年の行動計画: 抑制的

日本のCFOの展望をまとめると、2012年における収益増加の見込みが最も低く、(香港を除けば)今後一年の資金調達ニーズが最も少なく、何らかのファイナンス手段を活用する可能性が一番低い。2012年にM&Aを実施する見込みがある日本のCFOは22%に過ぎず、調査対象国の中で最低水準である.

こうした結果から導き出せるのは、全般的に見て、自国経済や自社の展望について、日本のCFOが最も慎重な見方をしているということである。世界第3位の経済大国であるにもかかわらず、日本には長年の停滞が重くのしかかり、日本のCFOの将来に対する期待も抑制的になっているようである.

経済の状態

日本のCFOの自国に関する評価、および他のアジア諸国のCFOとの比較.

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M&A

M&Aを実施する見込みがある日本のCFOは22%。他のアジア諸国のCFOの見通しは...

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